その表情、少し勿体ないかもしれません
- 直美 相沢

- 3 時間前
- 読了時間: 3分
写真を撮ったときや、ふと画面に映った自分を見たとき。
「なんだか疲れて見える」
「機嫌が悪そうに見える」
「実際の自分と少し違う気がする」
そんなふうに感じたことはありませんか。
レッスンをしていると、とても素敵な方なのに、その魅力が表情にうまく表れていないことがあります。
そんなとき私は、よく
「それは、少し勿体ないです」
とお伝えします。
顔立ちを変えるということではありません。
その方が本来持っているやわらかさや明るさ、品のよさが、表情の癖によって見えにくくなっている。
それが勿体ない、という意味です。
私自身も、モデルの仕事をしながら、30代になる頃まで自分の表情について深く考えたことはありませんでした。
もちろん撮影では笑いますし、カメラの前で表情をつくることもします。
けれど、あるとき画面に映った自分を見て、
「このままでは、ちょっと損をしているかもしれない」
と思ったことがありました。
無意識でいると、思っている以上に表情が乏しくなる。
だからといって、いつもいわゆる「キメ顔」でいるのも違う。
頑張って表情をつくったり、「ちゃんと見せよう」と意識しすぎることにも、私は違和感がありました。
欲しかったのは、
無表情でもなく、いわゆる“キメ顔”でもない、その間にある自然な表情。
何もしていないように見えるけれど、どこか感じがいい。
話しているときも、写真に写ったときも、その人らしいやわらかさがきちんと伝わる。
そんな表情です。
表情は、生まれつき決まっているものではありません。
頬の使い方、口元の動かし方、目元、顔の角度。
長年なんとなく使ってきた顔の動きを少しずつ整えていくことで、印象は変わっていきます。
そして私は、表情が変わると、人は確実に垢抜けると思っています。
髪型やメイク、洋服を変えなくても、顔にやわらかさが出るだけで、その人全体の印象が変わるからです。
さらに面白いのは、その先です。
写真に写った自分を見て、
「今日、いい感じかも」
と思える回数が増えてくる。
人と話しているときの表情にも少し自信が持てる。
すると、以前より自然に顔が動くようになり、さらに生き生きとした表情になっていきます。
新しい自分をつくるというより、
もともと持っていた自分の魅力が、きちんと外に見えるようになる。
仕事や子育て、日々のことに追われているうちに、自分のことはいつの間にか後回しになっていた。
そんな方も少なくありません。
その中で少し忘れていた、自分の中の「女性らしさ」や、やわらかさ。
表情を整えることは、それをもう一度取り戻していくことにもつながると思います。
表情を整えるというのは、そういうことなのだと思います。
何かを大きく変えなくてもいい。
今の自分のまま、もう少し感じよく見えたら。
もう少し、自分らしく見えたら。
そのためにできることは、意外とたくさんあります。
もし今、
「写真に写る自分が、なんとなく好きではない」
「昔より表情が硬くなった気がする」
「自然にしているつもりなのに、無表情に見える」
と感じているなら。
それは魅力がなくなったのではなく、
まだ表情に出し切れていないだけかもしれません。
それはやっぱり、少し勿体ないと思うのです。




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