2017年に公開されたフランス語短編映画、「彼女とTGV」を鑑賞。
主演はジェーン・バーキン。
孤独な女性エリスを演じています。
彼女が最後の出演作として選んだ作品だそうです。
エリスには、30年もの間窓から、高速列車TGVに向かって旗を振り続ける習慣がありました。
その列車の車掌との間に起こる出来事が、彼女の人生を大きく変えるというお話です。
終始惹きつけられるのは、ジェーン・バーキンの表情。
常に不満や悲しみを持ち孤独を現す表情が、人との関わりにより、徐々に彼女の中の気持ちや考えを変化させ、喜びや人を想う気持ちに溢れた前向きな表情へと変わっていきます。
人の感情、人生の変化が、目を離すことができないほど美しく表現されていました。
また、ジェーン・バーキンのモットーは、いつも笑顔でいることでした。
笑顔に関する様々な名言もあります。
「笑顔を絶やさないこと。そうすれば10歳は若く見えるわ!」
母が言ったわ。「微笑んでいなさい、そうすれば世界中があなたに微笑んでくれるわ。」
まさに!
そして、スクリーン上の彼女の笑顔はとても美しく、まさにこちらも微笑んでしまうものでした。
ジェーン・バーキンから、人の美しさとは何かを教えてもらった1日でした。

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