Bunkamuraのル・シネマに映画を観に行ってきた。
「冬時間のパリ」。
現代のテーマ。急速に進むデジタル時代の中で人は進化しながらも、効率だけでは解決できない人間の模様がある。
私はとてもアナログ人間だ。
本も勿論買う。紙で読みたい。
でも、ネットショッピングはかなりする。
映画を見るのも最近はストリーミングサービス中心だ。便利で仕方ない。
久しぶりに映画館に足を運んで思った。
家では劇場の雰囲気は味わえない。
可笑しい場面でみんながクスクスって笑うのもいい。
家より登場人物が近くに感じた。
帰りだっていい。
お茶して余韻に浸ったり、ちょっとお店を覗いたり。
おまけが付いてくる。
「映画館に行く」という当たり前の行動に希少価値が生まれるほど、生活の全てがデータで繋がるデジタル世界を間近に感じる。
でも、人の心は未だにデジタル世界と繋がった気がしない。名も知らず、会話も交わさず、目も合わさないのに観客同士が同じ場面で笑う心地よい距離感、関係性は、SNSの「いいね!」ではやはり体感出来ない。
利便性にはデジタル世界を、、、
感受性にはリアルな世界を、、、
人は本当に複雑でわがままだ。
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